米医療機器メーカーの日本法人ニューベイシブジャパン(東京)の営業社員4人が整形外科手術に立ち会い、無資格でエックス線照射装置を操作していたことが18日、分かった。同日本法人が報道陣の取材に明らかにした。診療放射線技師法違反の恐れがあり、同日本法人は外部弁護士による調査を始めた。「当局などから協力依頼があった場合には適切に対応する」としている。
診療放射線技師法は、資格がないのに人体に放射線を照射することなどを禁じている。福岡資麿厚労相は記者会見で「仮に無資格で行っていた場合は法令違反で刑事罰の対象となる。引き続き都道府県とも連携しながら必要に応じ情報収集をしたい」と述べた。