法務局が県立病院「啓発」

 鹿児島県立姶良病院(姶良市)が国の基準に反し、精神科に入院していた30代男性の電話利用を制限したとして、鹿児島地方法務局が病院に、適正な運用を求める「啓発」をしていたことが17日、関係者への取材で分かった。制限した際は理由をカルテに記載し、患者や家族らに知らせると規定しているが、病院はしていなかった。

 啓発は3月18日に実施した。法務局は病院に対し「人権侵犯の事実があったとまでは判断することができない」との見解も伝えた。病院は取材に「記載漏れは瑕疵だった。精神保健福祉法に基づき適切な対応を進める」と説明した。

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