山梨県は17日、富士山の山梨側登山道「吉田ルート」の通行予約システムで、防寒着や登山に適した靴の準備といった順守事項への同意を必須にすると発表した。昨年問題となった軽装登山を防ぐ狙い。守らない場合は入山を断ることもあるという。
「ごみは必ず持ち帰る」「登山道を外れて歩かない」といったマナーにも同意が必要。24日午後1時から、山梨県などが運営する「富士登山オフィシャルサイト」で予約でき、通行料4千円を事前決済する。
山梨県は5合目にゲートを設置しており、午後2時から翌午前3時まで、山小屋宿泊者以外は通行できない。