全日本空輸とシンガポール航空は17日、共同事業の契約締結式を東京都大田区で開いた。9月以降の日本―シンガポール便で、両社で料金水準をそろえた共同運賃を5月から発売する。提携を通じて効率的な路線計画を立て、乗り継ぎ地での接続を改善し、利便性の向上を目指す。
国土交通省とシンガポール当局が3月までに、条件付きで独禁法適用除外の認可をした。今後、オーストラリア、インド、インドネシア、マレーシアでも認可手続きを進め、経済的成長が見込めるアジア太平洋地域で輸送力を高める。
締結式では全日空の井上慎一社長と、シンガポール航空のゴー・チュン・ポン最高経営責任者(CEO)が契約書に調印した。