奈良市の帝塚山学園のグラウンドで部活動中の中高生6人が搬送された落雷事故を受け、気象庁の野村竜一長官は16日の定例会見で、屋外で活動するかどうかを判断する責任者は雷注意報を必ず確認し「発表されている場合は活動を控えてほしい」と述べた。活動する際は発生状況や1時間先までの予測が分かる「雷ナウキャスト」を利用し安全確保に努めるよう求めた。
野村長官は、雷は「当たれば基本的には亡くなるような、激しい現象だ」と強調。「怖がることを恥とする文化もあると思うが間違っている」とし、適切に避難するよう呼びかけた。