電子部品大手ミネベアミツミは10日、センサー大手の芝浦電子に株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。芝浦電子の取締役会も賛同を表明。芝浦電子には台湾の電子部品大手ヤゲオが2月、同意なきTOB実施を公表しており、ミネベアミツミも対抗する。芝浦電子は10日、ヤゲオのTOBへの反対も明らかにした。
ミネベアミツミは1株4500円で23日からTOBを始める予定で、買収総額は約680億円を見込む。TOB成立を経て芝浦電子を子会社化する方針だ。ヤゲオが当初示したTOB価格は1株4300円だった。