東京都心「無料高速道路」廃止

東京高速道路(KK線)

 東京都心の銀座周辺を走る通行無料の東京高速道路(KK線)が5日夜、廃止された。渋滞緩和など戦後の経済成長を支え、首都高速道路と一体的に機能してきたが、都心環状ルートの再編に伴い、半世紀を超える歴史に幕を下ろす。2030~40年代にほぼ全区間が高架の遊歩道として生まれ変わり、都は「世界から注目される観光拠点」を目指す。

 経済成長に首都の道路網整備が必要と考えた財界人が1951年、運営会社を設立。銀座周辺の外堀や汐留川の一部などを埋め立て、高架でKK線を建設した。

 66年7月に全線が開通。高架下はテナントビルが並び、賃貸収入を建設費と維持管理費に充てることで通行無料だった。

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