ケネディ暗殺機密文書を公開

ジョン・F・ケネディ元米大統領(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】トランプ米政権は18日、1963年のケネディ大統領暗殺に関する機密文書を新たに公開した。トランプ大統領によると、約8万ページに上る。NYタイムズ電子版は、国立公文書館がHPで公開した全てのファイルを開くだけでも2日を要し、解析にはなお時間がかかると報じた。

 冷戦下で敵対したキューバなど外国政府の関与説がささやかれるなど、陰謀論が根強い暗殺を巡り新事実が含まれているかどうかが注目される。

 ケネディ暗殺は、ウォーレン元連邦最高裁長官率いる調査委員会が64年の報告書で元海兵隊員オズワルドの単独犯行だと結論付けたが、逮捕から2日後に警察署内で地元実業家に射殺され、動機などに不明点が多い。

 文書は92年の法律で25年後に全面公開することが義務付けられた。2017年に期限を迎え、第1次トランプ政権やバイデン前政権が公開を進めた。

 文書のほとんどは既に一般公開されている。情報源の秘匿などを理由とした情報機関の要請で一部の公開が見送られていたため、CIAなどが関与したとの見方もくすぶっている。

最新記事
為替相場 25日(日本時間20時)
自民・杉田水脈氏の公認に抗議文
「デヴィ夫人」の政治団体解散
コメダ駐車場で男性切られる
韓国の慰安婦訴訟で再び日本政府敗訴