連合が、芳野友子会長の自民党大会出席に関し、趣旨を説明する文書を7日付で組織内に配布していたことが9日分かった。「自民の全議員が一堂に会する場で、連合の考え方を直接訴えることが政策実現のために重要だと判断した」と強調。夏の参院選について「与党改選過半数割れ」を目標に掲げた基本方針に基づき取り組むと明記し、選挙での自民接近を否定した。
選択的夫婦別姓制度の創設などを訴えた芳野氏の党大会でのあいさつ骨子も配布文書に盛り込んだ。
連合の支援を受ける立憲民主党の野田佳彦代表は9日、「どういう話をするか注視していたが、選択的夫婦別姓導入を自民に迫っていた。出席の意味がよく分かった」と語った。