国民・玉木氏、代表に復帰

玉木雄一郎氏

 国民民主党の玉木雄一郎代表が4日、不倫問題を受けた役職停止3カ月の処分期間を終え、代表職に復帰した。同党が昨年10月の衆院選で躍進を果たした直後の問題発覚で、党の勢いに水を差すのではないかと懸念があったが、世論調査での政党支持率は堅調。党内では参院選を見据えたさらなる支持拡大に向け、玉木氏の発信力に期待が集まる。

 共同通信社の2月の世論調査では、国民民主の政党支持率は10・8%。野党第1党の立憲民主党の10・4%を上回っている。好調の背景には、衆院選で訴えた「年収の壁」引き上げの実現にこだわる「強気の姿勢」(国民民主中堅)にあるとの見方が強い。自民、公明両党との3党協議では、減税が不十分だとして与党案を突っぱねた。

 玉木氏は3党協議の表舞台には立たなかったが、交流サイト(SNS)発信やメディア出演を通じて後方支援に努めた。代表復帰で「手取りを増やす」政策アピールを強める意向だ。

 浜口誠政調会長は3日、国会内で記者団に「政策を前に進めるため、代表として全力で取り組んでほしい」と述べた。

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