女子プロレス性的写真投稿で和解

東京地裁などが入る裁判所合同庁舎

 女子プロレス団体「ディアナ」の所属選手が、性的な部位を強調する試合中の写真を交流サイト(SNS)に投稿されたとして、選手と運営会社が投稿者に損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁(島崎邦彦裁判官)で和解が成立したことが27日、分かった。ディアナ側によると、和解条項には解決金計100万円の支払いや謝罪のほか、所属選手の試合を投稿者が観戦しないことの確約などが盛り込まれた。17日付。

 スポーツ選手の盗撮を巡っては、性的な意図で撮影されたり、部位を強調する画像が拡散されたりする被害が深刻化。日本オリンピック委員会(JOC)や日本スポーツ協会などが被害撲滅に取り組む共同声明を発表している。

 和解条項には、啓発のためにディアナ側が一連の経緯や所感を公表することも盛り込まれており、ディアナの不破大志経営企画部長は東京都内で開いた記者会見で「今回の和解が一定の抑止力になるのではないか。選手が競技に集中できるよう、他団体の皆さんも選手を守ってほしい」と話した。

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