他候補の当選を目的とした「2馬力」の選挙運動を防ぐため、鳥取県は25日、独自の対策を近く導入する方針を表明した。立候補時に提出を求める書類に「他の候補の当選を目的としない」との趣旨を盛り込んだ宣誓書を追加する内容。県議会常任委員会で、2馬力は公選法に違反する恐れがあるとの見解を示し、検討経過を報告した。
平井伸治知事は、2馬力選挙に関し「選挙の根幹が揺らぐ問題が相次ぐ今、解決は待ったなしだ」とするコメントを発表。独自策は26日の県選挙管理委員会で協議する。
神戸大の品田裕教授(選挙制度論)は「いち早く警鐘を鳴らし、具体的施策を打ち出したのには意義がある」と評価した。