ビール大手サッポロホールディングス（ＨＤ）は１８日、時松浩常務グループ執行役員（６２）が社長に昇格する人事を発表した。社長交代は約８年ぶり。時松氏は傘下のサッポロビールの社長も兼ねる。２０２５年３月の株主総会を経て就任する。サッポロＨＤの尾賀真城社長（６６）は代表権のない特別顧問に就任する。
サッポロビールでは、野瀬裕之社長（６１）が会長に就く。新体制に移行し、好調な「黒ラベル」ブランドなどのビールの販売強化を進める方針。
時松 浩氏（ときまつ・ひろし）慶大卒。８４年江崎グリコ。９１年サッポロビール（現サッポロＨＤ）。１９年３月からサッポロＨＤ常務グループ執行役員。大分県出身。