米新型ICBM開発遅れの見通し

 【ワシントン共同】米国防総省は8日、開発中の新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「センチネル」の費用が当初見込みより増大し、計画に数年の遅れが出る見通しだと明らかにした。中国やロシアが核戦力を増強する中、1970年代に配備された米軍のICBM「ミニットマン3」の老朽化が指摘されており、新型開発の遅れは懸念を呼びそうだ。

 ICBMは、戦略爆撃機、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)と合わせ、トライアドと呼ばれる核の3本柱の一つ。

 国防総省によると、センチネルは国家安全保障に必要不可欠であり、低予算で同様の能力を提供できる代替手段がないなどの理由から開発計画の継続が認められた。

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