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消えた下校時間の便、津久見駅40分近い足止めも JR波紋

 14日午後5時26分。JR津久見駅(津久見市)のホームは、上り列車を待つ100人以上の津久見高校生らで混み合っていた。
 3月のダイヤ改正で日豊線の同駅を発着する列車は6本が廃止された。下校時間帯の午後4時49分発(上り)もなくなり、生徒らは40分近く足止めされる羽目になった。
 「帰宅が遅くなれば勉強の時間も削られる。新年度になり、不便さを実感している」。2年の高橋耕太さん(16)=臼杵市中臼杵=は困り顔だ。
 この日は1時間以上、駅のベンチで同級生と時間をつぶした。ようやく列車の到着を告げる「なごり雪」のメロディーが流れると、人波に押されるように車両へ乗り込んだ。
「志願者数に影響」
 県内は日豊、久大、豊肥の3路線で1日当たり計38本の列車が削減された。
 JR九州は1年以上かけて社員が全便に乗って実態を調べ、「昼の時間帯を中心に、利用者が少ない列車を取りやめた」と説明する。
 「元に戻してほしい」。廃止便を使っていた人からは見直しを求める声が相次ぐ。
 全校生徒559人の約7割がJRで通う津久見高校も「生徒のことを忘れてはいないか」。午後3時半ごろに放課となり、乗車まで最大約2時間の空白が生じる生徒もいる。同校は待ち時間を有意義に過ごせるよう、部活動への参加を勧める考え。
 渕野敬三教頭(56)は「最低でも1時間に1本は必要。このままなら来年度の志願者数にも影響が出るかもしれない」と懸念する。

県民の総意伝える
 県民は大幅減便をどう受け止めているのか。
 県は4~5月にかけ、全18市町村と公・私立55高校を対象にアンケートを実施した。列車で通勤・通学する利用者の思いを把握するのが狙いで、減便に伴う支障の有無を尋ねた。
 交通政策課は「思った以上に高校生からの意見が多い」。各校によると「帰宅が遅くなった」「テスト期間など、早く帰る時にちょうどいい便がなくなった」と不満の声が上がっている。
 「影響の大きさを実感している」と土田宏道課長(39)。5月中に回答を取りまとめ、「県民の総意」として同社に伝える方針だ。
※この記事は、5月18日大分合同新聞朝刊19ページに掲載されています。
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