私の今年の漢字は「生」 生きるほどに「感謝」増す

 2018年の世相を1字で表すと「災」だという。12月13日付の大分合同新聞朝刊に掲載された毎年恒例の「今年の漢字」がそうなっていた。北海道の地震や西日本豪雨など自然災害、防災意識の高まり、スポーツ界のパワハラなどの人災…。確かに今年を思い返すと、その1字がふさわしいと私は思った。そして自分にとってはどんな一年だったのかと振り返った。
 4月に事務所を辞めてフリーランスとして音楽活動を始めたことで、私の身の回りの全てが変わった。会わなくなった人もいれば、会うようになった人もいる。以前は気づかなかったことも、1人で活動することによって気づけるようになり、話せなかった人と話せるようにもなった。
 正直、フリーで音楽活動をするのは最初は不安だった。でもその分、支えてくれる人たちを前よりも鮮明に見つめることができ、お礼を言える機会が増えたため、自然と不安は希望に変わっていった。私が作るちっぽけな音も、生きる中で身に付いた不器用な感情も、全部形にして届けたいと思えるようになれた。それは間違いなく、今年一年、私を支えてくれた人たちの優しさのおかげだ。
 夏に東京で開いたバースデーワンマンライブで、たくさんの人に言われた「お誕生日おめでとう」という言葉は、昨年もらった「おめでとう」よりも、はるかにうれしい言葉だと感じた。それはきっと「私は今、自分らしく生きている」と自信を持てたから。
 一年納めの冬のワンマンライブツアーは、みんなへの感謝を込めて「ありがとう」をテーマにした。生きれば生きるほど感謝が増える一年だった。
 私のこの一年を1字で表すなら、それは「生」。来年はどんな一年になるか、そしてまたどれだけ私らしく生きられるか、心から楽しみにして一年の終わりを笑顔で迎えたい。 
(シンガー・ソングライター)
2018年12月26日

ななみの新聞ななみ読み

大分市出身のシンガー・ソングライター、ななみさんが繊細かつ鋭い感性で大分合同新聞の記事を読み解きます。

シンガー・ソングライター ななみ

1993年生まれ。14歳で作詞作曲を始め、大分市内のストリートやライブハウスで演奏。ヤマハグループが主催する「第6回ミュージックレボリューション・ジャパン・ファイナル」でオリジナル曲「愛が叫んでる」を歌い、グランプリを受賞した。同市出身。公式サイトはhttp://73music.jp/

※毎月最終水曜日 朝刊

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