ラナ・デル・レイ『ノーマン・ファッキング・ロックウェル!』 癒しの歌声に込められたメッセージ

 2年ぶりメジャー5作目の新作です。自らの音楽をサッドコアと呼びモノクロ映画に似たダークなラヴソングを歌ってきた彼女ですが前作『ラスト・フォー・ライフ』ではトランプ政権がもたらした断絶、不寛容といった社会問題に反応し内省的ではないポジティヴなメッセージ・ソングを聴かせてくれました。今作でもメッセージを発信しているのですが、そこはさすがにニューヨークの名門フォーダム大学で哲学を専攻した彼女、癒しの歌声のラヴソングでシニカルに表現しています。

 女性の権利が危機にさらされる社会に対して「私みたいな女が希望を抱くのは危険なことだけど、それでも私は希望を抱いている」という長いタイトルのラストソングで対抗しています。アルバム・タイトルにあるノーマン・ロックウェルとはリベラルな思想を持ってアメリカの日常を描いた画家。「ヴェニス・ビッチ」では“ノーマンさん、私を幸せに、憂鬱に描いて”と歌い、失われつつある良きアメリカをたたえているのです。

(ユニバーサル・2500円+税)=北澤孝

2019年10月30日

音楽玉手箱

聴く価値アリ!の1枚を、各ライターが紹介します。

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