店の前で、かねと太鼓の練習に励む浜町の若衆ら=臼杵市
【臼杵】県内三大祇園の一つ臼杵市の「臼杵祇園まつり」(県指定無形民俗文化財・7月10日開幕)に向け、山車(やま)の当番町の若衆らによる祇園ばやしの練習が続いている。月末まで太鼓、かねの音が町中に響く。
当番町は市中心部の「まち八町」の2町が交代で担う。今夏は浜町と新町で、日曜日を除く毎夕、練習に励んでいる。
浜町の若衆は新人9人を加わえた15人。まとめ役の連長を務める吉田拓人さん(41)は「安全で観衆に最高だったと喜んでもらえるよう、子どもらの憧れになるように頑張る」と力を込めた。
新町も新人7人を加えた若衆15人で臨む。連長の後藤亮馬さん(36)は「活気あふれるまつりのために、ベテランと若手が持ち味を生かして盛り上げる」と表情を引き締めた。
地域の住民もこの時季の風物詩を楽しんでいる。新町で飲食店を営む三矢洋子さん(71)は「この音で夏が来たと感じる。若い人らが伝統文化を受け継ぐ姿に心が打たれる」と話した。
まつりは7月10日に山車がお目見えする「曳(ひ)き出し」で幕を開ける。12日に「渡御(おわたり)」があり、18日に「還御(おかえり)」と山車の見納めになる「曳き込み」がある。