大分大が取り組みや未来志向のメッセージ発信へ 初の冊子「統合報告書」発行

CERDの特集などを掲載した統合報告書

 大分大は同大の社会的価値や未来志向のメッセージを発信するため、初めての冊子「統合報告書2024」を発行した。
 フルカラーA4判37ページ。特集には、減災・復興デザイン教育研究センター(CERD=サード)を取り上げた。多発・激甚化している自然災害に対応するため2018年に設置した組織について、「調査研究」「防災教育」「復興デザイン」といった活動を詳しく紹介している。
 北野正剛学長のインタビュー、同大の各種データも掲載している。
 冊子は従来の大学概要や事業報告書とは異なり、「強み」「価値創造」をテーマに職員で議論して作成した。今後も発行する方針。
 学内、学外イベントなどで無料で配布する他、大学ホームページでも見ることができる。
 北野学長は「取り組んできた地域貢献の成果をもっと発信していきたい」と話している。

最新記事
佐賀関小児童が手作りした募金箱、8日から大分合同新聞社に設置 大火被災者支援へ「協力お願いします」
【戦後80年20紙企画 あの時私は】九州・沖縄の記者 「被爆者なき時代へ責任」「平和のため学ぶ」
【戦後80年20紙企画 あの時私は】東北の記者 「節目なく向き合う」「日常のありがたみを再認識」
【戦後80年20紙企画 あの時私は】関東の記者 「記憶に耳を傾け続ける」「反戦のバトン次世代に」
【戦後80年20紙企画 あの時私は】中部・近畿の記者 「人の過ち伝える」「割り切れない建物疎開」