JR宇佐駅舎リニューアルにふるさと納税活用へ 宇佐市、魅力アップや誘客増目指す

第1段階として来年秋までに駅舎待合室などを改修するJR宇佐駅=宇佐市岩崎

 【宇佐】宇佐市はJR宇佐駅(市内岩崎)駅舎のリニューアル事業で、企業と個人からのふるさと納税を活用する。同駅は宇佐観光の拠点駅と位置付けられ、市が魅力アップや県内外からの誘客増、地域活性化を目指して来年度から改修工事に取りかかる予定。幅広い支援を呼びかけている。
 昨年度から県北部振興局と共に、地域住民などの意見を聞くワークショップを計3回開催。リニューアルを通して、同駅に求める機能や役割などを議論してきた。
 市は本年度、ワークショップなどで出た意見を基に設計を進め、来年度に着工。第1段階として来年秋までに駅舎の待合室とトイレの改修を終え、その後、地域のにぎわい創出の拠点となるような施設などを整備する計画を立てている。
 ふるさと納税の企業版は本年度の設計費として使い、目標額は290万円。市外の企業が対象で、寄付すると法人関係税から税額控除が受けられる。問い合わせは市総合政策課(0978-27-8109)。
 個人版は来年度以降の工事費に。ふるさと納税のポータルサイト「ふるさとチョイス」「楽天ふるさと納税」のいずれかで寄付を受け、希望の使い道として「JR宇佐駅リニューアル事業」を選択してもらう。問い合わせは市まちづくり推進課(0978-27-8170)。
 事業を担当する市総合政策課の上田陽一主幹(46)は「来年は宇佐神宮が創建1300年を迎える。その玄関口でもある宇佐駅が生まれ変わるため、多くの支援をお願いしたい」と話している。

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