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202043日()

障害者差別、身近な問題に 日田市が市報で事例紹介

障害への理解を深めてもらおうと、昨年5月から市報に「心の架け橋」を掲載する日田市社会福祉課主査の国政和子さん=日田市役所
障害への理解を深めてもらおうと、昨年5月から市報に「心の架け橋」を掲載する日田市社会福祉課主査の国政和子さん=日田市役所

 日田市は市内で起きた障害者差別や合理的配慮の事例を毎月、市報のコラムで掲載している。「差別を身近な問題だと感じてほしい」と2019年5月から始めた。県の担当者は「通年で実際のケースを自治体広報誌に載せるのは県内で他に聞いたことがない。理解が進むきっかけになる」と期待を寄せる。
 毎月2回発行している市報のうち、1日号に掲載。「心の架け橋」のタイトルで市社会福祉課主査の国政和子さん(44)が担当する。目にしたり、相談を受けたりしたことを基に500字程度で執筆。
 これまで▽精神障害者が就労希望先の企業で障害を理由に面接を受けられなかった▽病院の受付で聴覚障害者と伝えたのに筆談などの対応がなく、自分の順番に気付くことができなかった―など当事者の声を紹介。運動の苦手な知的障害児が大縄跳びで、跳びやすい順番に並び替えたら全員で盛り上がることができた―といった心温まる出来事も載せた。
 「その人に合う、ちょっとした配慮や工夫をすれば、差別の壁は取り除ける。決して難しいことではない。コラムを読んで、自分なりにできることを行動に移してもらえればうれしい」と国政さん。
 県障害者社会参加推進室の松尾浩司主幹は「抽象的な標語啓発などでは伝わりにくいこともある。具体的な差別や配慮例を知れば、県民や事業所でも障害への理解が進む。伝えていく意義は大きい」と話している。

※この記事は、1月24日 大分合同新聞 13ページに掲載されています。

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