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漁場保全へアマモ場再生へ 日出町の漁師ら種まき

 日出町の水産業を盛り上げようと、地元漁師や町が一体となって漁場保全や魚食普及に励んでいる。町内は城下カレイ、ナマコ、ちりめん、タチウオなど、海の幸が豊富。一方で、漁獲量や漁業従事者は年々減少傾向にある。豊かな海を取り戻そうと地道な努力を続ける現場を取材した。

 町と県漁協日出支店は、漁場の保全を目的に町内の海中でアマモ(海草)場の再生を進めている。同支店によると、アマモは小魚が隠れたり魚が卵を産み付けたりする場所となり、将来にわたって漁を続けるのに欠かせないという。昨年の県の調査では、藻場は順調に増えており、活動は一定の成果を上げている。
 9日、町職員と地元漁師が別府湾にアマモの種をまいた。計約50人が町内の中間育成施設に集合。アマモの種を取り出し、分解しやすい麻袋に約千粒ずつ詰めた。その後、漁船で日出、豊岡、大神の3カ所に出向き、生育しやすい水深3~5メートルの海中に沈めた。
 活動は、長年マコガレイの育成に努めた元町職員の上城義信さん(79)が2007年度に始めた。16年度からは水産多面的事業として、同支店に所属する漁師も積極的に参加している。
 県の調査では、アマモが25%以上を占める藻場の面積は11年度の5ヘクタールから18年度は16・5ヘクタールに増加。50%以上は0・5ヘクタールから7・5ヘクタールへと15倍になった。
 藻場に魚が増えたことを実感する漁師もいるという。漁協日出支店の水口才郎支店長は「アマモ場の重要性は町内の水産業に関わる人たちに浸透してきた。今後も地道な活動を続けたい」と話している。

 町農林水産課は26日午後1時半から、町内の中間育成施設でアマモの種まき体験を開く。参加者を募っている。
 アマモについての説明を受けた後、海で種まき作業をする。「海の環境について考えるきっかけにしてほしい」と担当者。
 誰でも参加可能。長靴やタオルなどを持参する。25日までに電話予約が必要。申し込みは同課(☎0977-73-3127)。
※この記事は、11月21日大分合同新聞朝刊10ページに掲載されています。
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