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書き写しで文章力向上 県警察学校(大分市福宗)

社会とつながる 2019新聞週間(中)

 心を静めて机に向かい、ゆっくりとペンを滑らせる。
 大分市福宗の県警察学校は今春から、大分合同新聞朝刊1面のコラム「東西南北」の書き写しを始めた。新人警察官が世の中を知り、分かりやすい文章の書き方を身に付けるのが狙いだ。
 同校は現在、4月に採用された配属前の32人が集団生活をして警察官に必要な法律や逮捕術などを学んでいる。書き写しは自主活動の一つとして取り入れ、週1回、気になったコラムを1本選んで書く。自分なりに要約し、感想もまとめている。
 小田桃子さん(20)は新入社員について書かれた5月9日付のコラムを今も読み返している。掲載と同じころ、慣れない環境の中で周囲が見えず、教官から注意を受けた自分と重なった。「同期は友達ではない、との言葉が胸に刺さった。書き写しながら自分の行動を反省し、聞き入れることができた」と振り返る。
 4、5人で生活する部屋には1部ずつ朝刊が届く。新聞を読むのは朝の点呼を終え、朝食までの準備時間が多い。
 福寿慎司さん(19)は「これまでスポーツや事件事故の記事しか読まなかった。コラムは歴史や経済などいろんなジャンルの話題があり、ためになる」。
 印象深かったコラムを書き写したページは端を折り曲げ、読み返せるよう工夫する。「焦って書いた時は字が雑だったり、当時の自分を振り返ることができて面白い」と話す。
 要約や感想をまとめる技量は、取り調べ調書の作成など業務にも生かせる。「最初は要約するだけで精いっぱいだったが、制限字数内で自分の考えを伝えられるようになってきた」と小田さん。
 32人は来年1月、県内各署に配属される。後藤康成副校長(60)は「新聞は社会の目。卒業後も地域に根差した警察官になるため、読み続けてほしい」と願っている。
※この記事は、10月17日大分合同新聞夕刊11ページに掲載されています。
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