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命の重み伝える等身大パネル 竹田高で「メッセージ展」

 2009年に剣道部員の工藤剣太さん=当時(17)=が熱中症で倒れ死亡する事故のあった竹田市の竹田高(木戸孝明校長、448人)で1日、事件・事故で亡くなった人たちの等身大パネルを並べる「生命(いのち)のメッセージ展」が始まった。痛ましい事故から10年。工藤さんのパネルが母校に初めて展示され、後輩や教職員らに命の重みを伝えた。2日まで。
 メッセージ展はNPO法人いのちのミュージアム(東京)が全国で開催している。大分市の県立看護科学大での実施(9月)に合わせ、工藤さんの母奈美さん(50)が竹田高に呼び掛けたところ、木戸校長らも前向きに受け止めた。
 体育館に工藤さんを含む31人のパネルを展示。生徒らはパネルに張られた顔写真や家族によるメッセージをのぞき込むように見たり、自分の身長と比べたりするなど、それぞれの方法で向き合っていた。
 同NPOの鈴木共子代表(70)=神奈川県座間市=の講演もあり「命はかけがえのない、奪っても奪われてもならないもの」と訴えた。
 1年の松尾紘斗さん(16)は「(工藤さんと)同じ剣道部なので、先輩の思いを引き継いで剣道と勉強に励みたい」と話した。
 来校した奈美さんは「剣太のパネルの前に後輩たちが集まり、メッセージを真剣に読んでくれた。学校でこんなことをしてもらえるなんて信じられない気持ちです」と笑顔を見せた。
 2日は一般向けに公開。午前9時から午後1時まで、生徒棟1階の多目的教室で展示する。
※この記事は、10月2日大分合同新聞朝刊14ページに掲載されています。
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