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202042日()

命の重み伝える等身大パネル 竹田高で「メッセージ展」

竹田高で始まった「生命(いのち)のメッセージ展」で、2009年に熱中症で亡くなった同校剣道部の工藤剣太さんの等身大パネル(右端)を見つめる生徒ら=1日、竹田市
竹田高で始まった「生命(いのち)のメッセージ展」で、2009年に熱中症で亡くなった同校剣道部の工藤剣太さんの等身大パネル(右端)を見つめる生徒ら=1日、竹田市
  • 工藤剣太さんの等身大パネル

 2009年に剣道部員の工藤剣太さん=当時(17)=が熱中症で倒れ死亡する事故のあった竹田市の竹田高(木戸孝明校長、448人)で1日、事件・事故で亡くなった人たちの等身大パネルを並べる「生命(いのち)のメッセージ展」が始まった。痛ましい事故から10年。工藤さんのパネルが母校に初めて展示され、後輩や教職員らに命の重みを伝えた。2日まで。
 メッセージ展はNPO法人いのちのミュージアム(東京)が全国で開催している。大分市の県立看護科学大での実施(9月)に合わせ、工藤さんの母奈美さん(50)が竹田高に呼び掛けたところ、木戸校長らも前向きに受け止めた。
 体育館に工藤さんを含む31人のパネルを展示。生徒らはパネルに張られた顔写真や家族によるメッセージをのぞき込むように見たり、自分の身長と比べたりするなど、それぞれの方法で向き合っていた。
 同NPOの鈴木共子代表(70)=神奈川県座間市=の講演もあり「命はかけがえのない、奪っても奪われてもならないもの」と訴えた。
 1年の松尾紘斗さん(16)は「(工藤さんと)同じ剣道部なので、先輩の思いを引き継いで剣道と勉強に励みたい」と話した。
 来校した奈美さんは「剣太のパネルの前に後輩たちが集まり、メッセージを真剣に読んでくれた。学校でこんなことをしてもらえるなんて信じられない気持ちです」と笑顔を見せた。
 2日は一般向けに公開。午前9時から午後1時まで、生徒棟1階の多目的教室で展示する。

※この記事は、10月2日 大分合同新聞 朝刊 14ページに掲載されています。

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