「中津のソウルフードを目指したい」と話す京町やむちゃの(左から)田中浩美さん、小川千晴さん、藤田好美さん。向かって左の二つがラガーまん=中津市京町の京町やむちゃ ラグビーワールドカップ(W杯)を盛り上げようと、中津市と、その近郊の主婦ら3人で営む「京町やむちゃ」が楕円(だえん)形のラグビーボールをかたどった“ラガーまん”を開発した。10月4、5の両日、大分市金池町の九州電力大分支社で開催する、きゅうでんマルシェで販売する。 7月に大分市内であったイベントで初めて発売し、好評を博した。あんまんとカフェオレまんをラグビーボール形に成形し、熱した鉄串を当ててボールの縫い目模様を表現したという。イベント限定商品で、1個300円。 同店は肉まん、ギョーザの持ち帰り専門店。パン教室を開く小川千晴さん(56)と、生徒の藤田好美さん(55)、田中浩美さん(52)が、昨年7月から中津市京町で営業を始めた。中津のソウルフードとして定着することを目指し、地域の食材を使い、全てを手作りする。 パン作りの技術を応用したふわふわの皮に、食感の良いゴボウ入りの甘辛いあんが詰まった肉まんや、白あんをベースに皮にもコーヒーを練り込んだカフェオレまんなど4種類の定番商品を冷凍販売している。OLが朝食用にまとめ買いしたり、子どもたちが放課後におやつとして買いに来るなど親しまれている。 昨年度の県の女性起業家ビジネスプラン発表会ではファイナリストに選ばれた。「せっかく地元でW杯が開催されるので、少しでも役に立ちたい」と3人。 問い合わせは京町やむちゃ(☎0979-64-8841)。