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「ありがたい相撲人生」元嘉風が引退会見

 大相撲を現役引退した佐伯市出身で元関脇・嘉風の中村親方(37)=本名・大西雅継、尾車部屋=が16日、東京都内のホテルで記者会見した。スピードを生かした突き押し相撲で土俵を沸かせた16年間について、「入門時はこの年齢まで続けるとは思ってもいなかった。本当にありがたい相撲人生を送らせてもらった」と振り返った。
 引退した今の心境ついて「言葉にできないというか、親方になった実感がまだない」という。一方、今年6月の地元・佐伯合宿中、練習外のイベントで大けがをしたことを説明。土俵ではない場所で負ったけがで引退することには「悔いしかない。相撲は人生そのものだったので大変残念に思う」と唇をかんだ。
 大分のファンには「やっぱり地元を愛していたので、地元からの声援はもちろんありがたかった」と感謝。今後は部屋付きとして後進の指導に当たり、「ゆくゆくは自分も部屋を持ちたいと思っているが、今は指導できるようリハビリを進めたい」と述べた。

〇大分のファンに感謝
 元嘉風の中村親方の一問一答は次の通り。
 ―引退の経緯は。
 今年6月に佐伯市での合宿中、地元をPRするという企画での渓流下りの最中にけがをしてしまった。医師の診断は「腓骨(ひこつ)神経まひ」で、右足首にまひが残って装具を着けなければ歩行が難しいほど。土俵に戻りたい思いでリハビリを続けたが、あきらめざるを得ないという状況になった。
 ―16年間を振り返って。
 中津工(現中津東)高時代に相撲の厳しさを学び、体育の指導者を目指して日本体育大に進学したが、やはり相撲を生活の中心にしたいと思って大相撲の世界に入った。37歳まで相撲を取れたのは尾車部屋という最高の環境があったから。感謝しかない。
 ―30歳を過ぎて強くなったイメージがある。
 九州場所に来ていた地元からの応援団に勝つ姿を見せたいと安易にはたきにいったところ、全然通用せずに恥ずかしい負け方をしてしまった。母親から「応援に行った皆さんは、勝つ姿ではなく土俵に立つ姿を見に来ていた」と聞いた。それからは全力の相撲を見てもらいたいと強く思うようになった。
 ―思い出に残る取組は。
 勝った相撲だと負けた相手(の名前)を出してしまう。挙げるなら新小結だった2014年夏場所での大関稀勢の里関との一番。目いっぱい力を出し切って負けたが、体の芯から震えるような拍手をもらって花道を堂々と引き揚げた。その時の達成感、充実感は勝ち星にも負けていない。
 ―大分のファンに向けてメッセージを。
 30歳を過ぎても「大関を目指す」と公言してきたが、かなわずに残念。16年間支えていただき、ありがとうございました。
※この記事は、9月17日大分合同新聞朝刊20ページに掲載されています。
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