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にんにくスプラウト「新たな特産品に」 山香町の鈴木さんが栽培

 杵築市山香町倉成の農業鈴木礼知さん(50)は、地区で取れたニンニクを使って「にんにくスプラウト」を栽培している。ニンニクを発芽させた産品で、県内で作っている人は少ないという。「地区の新たな特産品になれば」と夢を描いている。
 東京や福岡でアパレル会社に勤めていたが、農業への興味があり、2015年にUターンして就農した。シシトウ栽培がメインで、にんにくスプラウトは農業指導を受ける知人の勧めで今年4月から始めた。
 地元生産者からニンニクを購入し、水耕栽培で発芽させる。4センチほどに育てた後、袋に詰めて町内の農産物直売所やインターネットのフリーマーケットアプリで販売(60グラム200円)している。1カ月で約30キロを発芽させ販売する。
 目新しさから都市圏を中心に引き合いがある。天ぷらや、オリーブオイルで煮る「アヒージョ」で食べることが一般的で、居酒屋や洋食店からまとまった注文もあるという。
 JAおおいた東部事業部園芸課によると、ニンニクは需要が安定し、価格も比較的高い。鳥獣被害に遭いにくいことから中山間地でも作りやすいと注目されている。鈴木さんもこの秋からは農地(約70アール)を借りて自らニンニク栽培に乗り出す計画。
 「にんにくスプラウトは通年栽培が可能でニーズの拡大も期待できるので、将来性がある作物。販売先を開拓して生産量を増やし、中山間地の狭い農地を有効に活用できるようにしたい」と意気込んでいる。
※この記事は、9月11日大分合同新聞朝刊10ページに掲載されています。
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