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202042日()

荒れた水田を釣り堀に 地域活性へ集客を期待【列島ニュース北から南から】

耕作放棄地を活用して整備した釣り堀。地元の農業夏木政和さんが荒れた水田を買い取り、2年半かけて完成させた=宮崎県小林市
耕作放棄地を活用して整備した釣り堀。地元の農業夏木政和さんが荒れた水田を買い取り、2年半かけて完成させた=宮崎県小林市

 宮崎県小林市の須木地区で、耕作放棄地を活用した釣り堀「いろどりの里」がオープンした。地元の農業夏木政和さん(69)が荒れた水田を買い取り、2年半かけて完成させた。夏木さんは「人口減少が進む地元に、一人でも多くの人が足を運んでもらうきっかけになれば」との願いを込める。
 夏木さんは、廃校となった地元小学校でのイベント開催や農家民泊受け入れなど地域活性化に取り組んできた。自宅近くの本庄川沿いで10年近く放置されていた水田を2016年秋に購入。その活用方法を考える中、豊かな自然に囲まれて家族連れが遊べる釣り堀を思いついた。転用手続きや工事に苦労しながら、ようやく開業にこぎ着けた。
 釣り堀は約千平方メートル。5区画にヤマメやマス、コイを放流。釣った魚をその場で焼いて食べることもできる。一番大きな区画には小舟を浮かべ、親子で乗ってもらうことも考えている。将来的にはキャンプ施設や、地元農家が持ち寄る直売所を周辺に開く夢も描く。
 貨物船の機関士として、58歳まで世界中を回ってきた夏木さん。「世界のどこを見ても、須木より美しい場所はなかった。多くの人に訪れてもらえれば、地元の人の誇りにもつながる」と話している。
(宮崎日日新聞)

※この記事は、8月21日 大分合同新聞 夕刊 11ページに掲載されています。

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