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監督交代乗り越えた藤蔭 春の敗戦で機動力野球を志向

2年連続の夏切符(上)

 第101回全国高校野球選手権(6日開幕・甲子園球場)に県代表として藤蔭が臨む。2年連続3回目の夏切符。悲願の夏1勝を目指すチームを紹介する。

 ノーシードから激戦の大分大会を勝ち上がった藤蔭。県代表として臨んだ昨夏の第100回記念大会の開幕試合で星稜(石川)と対戦し、史上最多の56代表校の中で、最も早い敗戦を味わった。あれから1年。2年連続の甲子園出場の道のりは平たんなものではなかった。
 今年1月、チームは大きな危機に直面した。原秀登監督(当時)が脳梗塞で倒れ、闘病生活を送ることになった。白羽の矢が立ったのが、部長を務めて、原前監督のサポートに徹してきた竹下大雅監督だった。石井潔校長は「年度内で代わりの指導者も簡単に見つかりそうになかった。経験不足だけが心配だったが、熱心に指導している」と、26歳の若い指導者に後任をゆだねた。
 佐賀学園の選手として甲子園にも出場し、俊足でならした元球児。だが采配は「苦悩の連続だった」(竹下監督)。公式戦初采配となった春の九州地区大会県予選では3回戦で鶴崎工に5―6で敗れた。「走者を無駄にする場面も多く、(采配が)ぶれていた」。ただこの失敗が迷いを吹っ切ることに。「どっちつかずになるぐらいなら、思い切って足を使った攻めを」と、機動力野球に傾倒していった。
 寮監として選手と寝食を共にしているだけに、意思疎通は早かった。「1番から9番まで走れる野球」を掲げ、体現するためにリードの取り方はもちろん、相手投手のけん制動作の癖を全員で見抜く習慣を、練習試合などを通じて身に付けていった。当初は失敗も多く勝てる試合を落としたこともあった。それでも夏を見越し、「失敗しても叱らなかった。ただ、なぜアウトになったのかという理由を求め、修正することを繰り返した」。
 迎えた夏。チームは積極的な盗塁やエンドランなど足を絡めた機動力野球を貫き、夏の大分大会で16年ぶりとなる2連覇を成し遂げた。
 次は甲子園。若き指揮官は「失うものはない。ただやってきたことを思い切りやらせたい」と聖地でも自分たちの野球を貫く覚悟を口にした。

(きょう抽選会)
 令和最初の甲子園大会となる第101回全国高校野球選手権大会(6日から16日間・甲子園)の組み合わせ抽選会は3日、大阪市のフェスティバルホールで49代表校が参加して行われる。
 1~3回戦の組み合わせを決定。準々決勝、準決勝の組み合わせ抽選は、進出チームの主将が各試合直後にくじを引く。
 昨夏に全国制覇を果たした大阪桐蔭や、今春の選抜大会王者の東邦(愛知)が不在の中、プロ注目投手の奥川を擁する星稜(石川)などの対戦カードに関心が集まる。
※この記事は、8月3日大分合同新聞朝刊18ページに掲載されています。
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