大分合同新聞納涼花火シリーズ

武蔵会場 8月17日(土) 20:40スタート!

大分県内ニュース
地域密着!郷土のニュースとスポーツ

100歳 今も「1票」 投票の尊さ訴える

「政治に意見伝えることが大切」

 佐伯市城下東町の古田春子さんは100歳になった今も毎回、選挙に出掛けている。戦後間もない73年前、20歳以上の男女に初めて投票が認められた国政選挙に参加。自分の意思を託せる「1票」の尊さを知るからだ。昨今は政治に対する無関心層の増加、低い投票率が問題となっている。「小さな1票かもしれないけど、政治に意見を伝えることが何よりも大切」と考えている。

 「日本民主化の出発点 けふ(きょう)全世界注視の総選挙」

 1946年4月10日、大分合同新聞の朝刊1面には戦後初めて実施される衆院選への投票を呼び掛ける見出しが躍った。前年の選挙法改正で、女性が参政権を得た初めての国政選挙でもあった。

 古田さんはその現場にいた。「男性の特権とされてきた投票が私たちにもできると、女友達と喜んで投票所に向かった」。町中の至る所に選挙ポスターが掲示され、「活気に満ちあふれていた」という。戦争で心身共に傷ついた国民にとって、民主主義の新時代を実感する歴史的瞬間だったと振り返る。

 戦時中、赤十字の看護師として満州に渡った。「優秀な兵隊さんが次々と亡くなるのを目の前で見た。あんな悲しい思いは二度としたくない」と話す。初めての1票を誰に投じたかは覚えていないが、「戦争のない日本にしてほしい」と切に願ったことは忘れない。

 投票翌日の紙面は「記録的な好成績」「予想を裏切って婦人の出足がよい」と報じた。初の女性議員も39人誕生した。「みんなが真剣に日本の未来を考え、政治家に思いを託していた」と古田さん。

 以来、選挙のたびにその重みを感じながら1票を投じてきた。若い世代を中心とした政治離れには「平和な日本を当たり前と思っているのかも」と危惧がある。

 参院選の投票日は21日に迫った。「選挙は国民がいろんな意見をぶつけて、一番良い方向に向かうための大切な仕組み。無関心は危ない」 
※この記事は、7月20日大分合同新聞夕刊1ページに掲載されています。
OPENCLOSE

速報ニュース

ニュースアクセスランキング 21時31分集計

ランキング一覧を見る

大分合同新聞ニュース絞り込み検索
記事の絞り込み検索が可能になりました!

期間選択
ジャンル選択
記事種別選択

大分県の天気

PM2.5情報
大分県の測定データ大分市の測定データ
大分合同福祉事業団
インターネットによる募金「かぼす募金」を受け付けています
大分合同新聞
販売店検索はこちら
お近くの販売店を今すぐ検索!
HELLO KITTY×大分合同新聞
おともだちカード
「大分合同新聞 HELLO KITTY」が大切なあなたの気持ちをお届けします。

全てのお知らせを見る

電子書籍のご案内

ページ上部へ戻る