大分県内ニュース
地域密着!郷土のニュースとスポーツ

日出町大神、観光に活路 精密な「回天」基地模型

 日出町大神は、観光資源を生かした地域振興に力を入れている。もともと漁業や農業など第1次産業が盛んだが、近年は少子高齢化や後継者不足が課題になっている。町内外に魅力を発信し、地域を活気づけようとする観光施設や住民の取り組みを紹介する。

 県建築士会別府支部は、大神にあった人間魚雷「回天」の訓練基地の模型を作った。浅野健治支部長は「戦争をたどった歴史について考えるきっかけにしてほしい」と話している。
 回天は、人間が魚雷(長さ約15メートル)に乗り込んで操縦し、敵に体当たりする特攻兵器。基地は終戦間近の1945年4月に開設され、285人の搭乗員が所属したとされる。回天に関わって亡くなった1073柱をまつる回天神社では、今でも戦没者をしのぶ例祭・例大祭が開かれている。
 模型は700分の1スケールで、横1・8メートル、奥行き1・5メートル。終戦当時の大神を知って今後の発展に生かしてもらいたいと、昨年度の公益事業の一環として提案し、制作を始めた。
 関わったメンバーは部員ら15人。責任者を務めた幸孝文副支部長は「立体的に表現するのが難しかった」と振り返る。国土地理院のデータを参考にしたり、地域の人に直接話を聞きに行ったりして、約1年かけて完成させた。現在はコンクリートで固められた海岸線や兵舎などの位置関係も緻密に再現している。
 今年4月に回天神社であった例祭で、初めて住民に披露。主催する大神回天会の魚住修三代表は「当時の隊員は高齢化した。次世代に伝えるものとしても活用できる」と評価する。
 今後は、町立図書館などで展示する予定という。問い合わせは同支部(☎0977-23-6231)。
※この記事は、7月18日大分合同新聞朝刊12ページに掲載されています。
OPENCLOSE

速報ニュース

ニュースアクセスランキング 13時51分集計

ランキング一覧を見る

大分合同新聞ニュース絞り込み検索
記事の絞り込み検索が可能になりました!

期間選択
ジャンル選択
記事種別選択

大分県の天気

PM2.5情報
大分県の測定データ大分市の測定データ
大分合同福祉事業団
インターネットによる募金「かぼす募金」を受け付けています
大分合同新聞
販売店検索はこちら
お近くの販売店を今すぐ検索!
HELLO KITTY×大分合同新聞
おともだちカード
「大分合同新聞 HELLO KITTY」が大切なあなたの気持ちをお届けします。

全てのお知らせを見る

電子書籍のご案内

ページ上部へ戻る