大分県内ニュース
地域密着!郷土のニュースとスポーツ

宇佐神宮のSLクラウス号 18年ぶり化粧直し

 宇佐市南宇佐の宇佐神宮境内に設置、保存されている蒸気機関車(SL)「クラウス26号」(県指定有形文化財)の外装修復工事が始まった。市民らの募金で実施した大規模修復から18年。車体の塗装がはがれ落ち、さびが目立つようになった。修復を手掛ける宇佐ライオンズクラブ(佐藤淳会長)の増田勝也幹事は「宇佐の貴重な宝として後世にしっかり引き継ぎたい」と話した。
 同型の現存車両は国内に4両。九州では唯一、同市にある。24日に業者2人が車体のさびを落とした。25日は大分大と別府大で名誉教授を務める豊田寛三さん(日本近世史専攻)が史料のSLを視察。塗装の種類などを確認し、作業した。
 宇佐ライオンズクラブは大規模修復を担った「走れクラウス号!二〇〇一人計画実行委員会」の主体となった。今年1月に修復の話が持ち上がり、国鉄OBらでつくるNPO法人汽車倶楽部(福岡県直方市)の江口一紀代表が4月に視察。傷みが激しくなる前に修繕することになった。事業費は約60万円。6月末に修復を終える予定。
 市教委社会教育課によると、SLは市有。1891年、ドイツ・クラウス社が製造した。長さ7・5メートル、幅2・5メートル、高さ3・6メートルの小型SL。宇佐参宮線(当時の高田町―宇佐八幡前、8・8キロ)では路線廃止となる1965年まで走った。

<メモ>
 九州鉄道が1894年に購入した20両のうちの1台。福岡県の博多ー久留米間を走ったが、機関車の大型化や国産車の台頭で退いた。1948年、旧国鉄が大分交通に譲渡。翌年から宇佐参宮線が廃止になるまで市民の足として活躍した。その後、旧宇佐町に寄付。2005年に県指定有形文化財に指定され、07年に経緯をまとめた絵本が出版された。12年にはクラウス社の社員が見学に訪れ、創設者の肖像画を同クラブに寄贈した。
※この記事は、6月26日大分合同新聞朝刊12ページに掲載されています。
OPENCLOSE

速報ニュース

ニュースアクセスランキング 5時21分集計

ランキング一覧を見る

大分合同新聞ニュース絞り込み検索
記事の絞り込み検索が可能になりました!

期間選択
ジャンル選択
記事種別選択

大分県の天気

PM2.5情報
大分県の測定データ大分市の測定データ
大分合同福祉事業団
インターネットによる募金「かぼす募金」を受け付けています
大分合同新聞
販売店検索はこちら
お近くの販売店を今すぐ検索!
HELLO KITTY×大分合同新聞
おともだちカード
「大分合同新聞 HELLO KITTY」が大切なあなたの気持ちをお届けします。

全てのお知らせを見る

電子書籍のご案内

ページ上部へ戻る