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抹茶人気取り込め 原料の「てん茶」生産開始 きつき茶生産組合

 杵築市の農事組合法人「きつき茶生産組合」(19人)が今月から、抹茶の原料となる「てん茶」の生産を始めた。抹茶は菓子や飲料などの材料として国内外で需要が高まっており、組合員の収入アップと産地の活性化につなげるのが狙い。県内の生産団体で初めて、てん茶加工用の製造ラインを整備。海外への輸出も見据え、オリジナル商品の開発を進める考えだ。

 てん茶は3週間~1カ月間、茶葉を幕で覆って育て、もまずに乾燥させたもの。それを細かい粉末状にすると抹茶になる。
 今シーズンは市内大内にある高山勇治さん(58)の茶畑(20アール)で無農薬栽培した専用の葉を使っている。組合の製茶工場(市内船部)に新設した製造ラインで加工。既に約480キロを生産した。今後、全国の問屋などに試験出荷する。9月には再び収穫、加工をする予定。
 組合や市によると、急須で茶を入れる家庭が少なくなったことから、主力の煎茶の価格は全国的に低迷。てん茶は生産、加工に手間がかかるものの、煎茶の約2倍の価格(2014年)で取引されている。
 国際的にも洋菓子などの材料として注目されている。大手コーヒーチェーンが「抹茶ラテ」を世界展開したことから需要が拡大しているという。
 組合は欧州で重視される有機JAS認証を既に取得した。製造ラインでは葉と茎を分ける機械を導入するなど、質の確保を図った。
 本格生産と販路の開拓はこれから。てん茶用の茶葉は幕をかぶせて育てるため経費がかかり、茶の木が弱るなどの課題もある。
 佐藤和明組合長(57)は「まずは栽培技術を高め、安定して生産できるようにしたい」と話している。 
※この記事は、5月25日大分合同新聞朝刊15ページに掲載されています。
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