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竹田こども診療所の所長辞意、母親らに動揺広がる

「緊急時、市外は時間かかる」 「先生を頼りにしてたが…」

 竹田市の小児医療を担う市立こども診療所で25日、所長の男性医師(50)が3月末で辞任する考えを表明したことに伴い、市民に動揺が広がった。複数の市議によると、対立した医師と市側の溝は深く、4月以降の施設運営は白紙の状態。責任を問い、市議会に首藤勝次市長の問責決議案を提出する動きもある。
 同日は市議会の対策委員会が非公開であった。
 市議らによると、医師はこれまでの経緯や市に対する思いを説明。「原因や責任の所在、再発防止策を明らかにするように求めたが、3カ月間は何も進んでいない。診療を続けられる環境ではない」などと述べたという。
 診療所には「長らくのご愛顧ありがとうございました」と記した紙が張られ、訪れた母親らは困惑顔。
 7歳の息子を連れた豊後大野市の主婦(37)は「先生を頼りにしていた。次を探さないと」。小学生と就学前の娘3人を育てる竹田市荻町の自営業志賀和美さん(38)は「市外の病院に通うとなれば、緊急時にも時間がかかってしまう」と心配する。
 医師の留任を求め、署名活動を展開した市民団体「竹田の小児医療を守る会」の古森佳代代表(50)は「残念でならない」。
 市によると、後任の見通しは今のところ立っていない。首藤市長は「(医師から)辞意は直接聞いていない。早急に確認する。仮に辞任したとしても、1カ月以内に診療所の運営体制を整えたい」と話した。

<メモ> 
 竹田市立こども診療所を巡る問題は、市が運営を市直営から外部委託に変更することを計画したのがきっかけ。指定管理者を昨年9月に募り、市は所長をしている男性医師の応募を期待したが、施設の維持管理条件などで折り合わず関係が悪化。医師は1月末に辞意を示唆。市内の母親らは市民5千人以上から署名を集め診療継続を求めていた。
※この記事は、3月26日大分合同新聞朝刊21ページに掲載されています。
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