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大分高専 アジア貢献賞 足踏みミシン贈り続け15年

 大分市の大分高専「足踏みミシンボランティア部」が、第20回西日本国際財団アジア貢献賞に輝いた。7日、福岡市で授賞式がある。家庭で不要になった古いミシンを修理し、東南アジア諸国に贈り続けて15年。現地で修理技術も伝え、貧困層の生活や就労を支援している。部員は「受賞と現地の人たちの笑顔を励みに、ミシンに新たな命を吹き込んでいきたい」と思いを新たにしている。

 部員は1~5年の20人。週1回、放課後に古いミシンを分解して部品を磨き、組み立て直して試し縫いや微調整を重ねる。ミシンは活動を知る全国の人から寄せられ、本年度は30台以上を修理した。
 活動は2003年、県青年国際交流機構から「途上国の子どもたちが縫製技術を身に付け自立できるよう支援してほしい」と依頼されたのがきっかけ。同校技術専門職員の岩本光弘設計創造室長(45)が指導し、これまでにタイ、インドネシア、マレーシアなどに計299台を贈った。主に貧しい地区で暮らす女性がミシンで服を縫い、収入につなげている。
 06年からは部員が現地に出向き、修理の仕方やメンテナンス方法を翻訳したマニュアルを使って指導。今年は20日から6日間、フィリピンに渡航する。活動費が足りず費用は自己負担だが、修理したミシンが実際に使われているのを見ると部員の活動意欲が高まるという。
 リーダーの手嶋萌さん(19)=都市環境工学科4年=は全国でも珍しい活動で途上国に貢献したいと入部した。「大切にしてきたミシンを役立ててほしいという提供者の思いをつなぐのが私たちの役目。学校で身に付けた技術を生かし、今後も丁寧に修理していく」
 岩本室長は「活動を通じ世界に目を向け、人の役に立ちたいという心を育ててほしい」と話している。
 貢献賞は西日本国際財団(福岡市)が主催し、アジアとの交流に貢献している九州、沖縄、山口地域の団体や個人を表彰する。過去に県内からは3団体と1人が受賞している。今回は2月7日に受賞者の発表があった。
※この記事は、3月7日大分合同新聞朝刊10ページに掲載されています。
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