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姫島で実証実験 村民と観光客EVシェア

 技術コンサルタント業「T・プラン」(本社・中津市)は、姫島村で電気自動車(EV)のカーシェアリングの実証実験を始めた。朝夕の利用が主となる村民と、昼の利用がメインの観光客でEVをシェアして利用。充電ステーションの設置や新たなシステムの導入により、エネルギーを効率的に使い、地域を活性化させるスマートコミュニティーの実現を目指す。
 T・プラン社は「姫島エコツーリズム推進協議会」を運営し、2015年から村内でEVのレンタル事業を実施している。現在の利用者は観光客が中心で、昼間の貸し出しが多い。
 今回の実証実験のモニターは、自家用車を持たない村民や村内に立地するIT企業職員ら6人。朝・夕の通勤時に利用する。村民と観光客の共同使用により、効率的な運用を図る。2人乗り、4人乗りの計10台を使用する。
 実証実験に合わせてレンタカー事務所の隣に、太陽光を利用した充電ステーション「青空コンセント」(同社開発)を設置。発電量は1時間当たり8・6キロワットで、EVと事務所内の電力を全て賄う。「エネルギーの地産地消による新たな地域交通のビジネスモデルをつくりたい」(同社)
 貸し出しているEVの状況を把握できる新システムも導入。位置情報や蓄電池の残量、発電量などを事務所から確認でき、管理しやすくなった。専用アプリも用意し、スマートフォンからの予約を簡単にした。いずれも、同村にサテライトオフィスを開設しているIT企業「ブレーンネット」(本社・東京都)が開発を担当した。
 実証実験は、県エネルギー産業企業会のエコエネルギーチャレンジ支援事業費補助金を活用。期間は2月末まで。実験後は村民、観光客にアンケートを取り、同村での実用化や他地域での展開の可能性を検討する。
 T・プランの寺下満社長は「姫島でつくった電気を村内で賢く使い、スマートコミュニティーの形成につなげたい」としている。
※この記事は、12月17日大分合同新聞朝刊1ページに掲載されています。
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