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追い求めた理想の女性美

二階堂美術館で企画展「麗しき日本の女性たち」

 日出町の二階堂美術館では企画展「麗しき日本の女性たち~上村松園・鏑木清方・伊藤小坡・中村大三郎など」を開催しています。来年2月3日まで。
 女性の美しさを描いた「美人画」で、古典文学や故事などに画因を得て、江戸時代の風俗を主題に理想の女性像を追求した上村松園。歌川派の浮世絵の伝統を継ぎながら、市井の人々の姿を清らかで優雅に描き出した鏑木清方。身近な人々や歴史に想を得た女性をあでやかに描いた伊藤小坡。近世の風俗画に取材した女性や現代女性などを情趣あふれる姿で描き出した中村大三郎。
 本展は松園をはじめとする東西の美人画家の作品で構成しており、明治時代後期以降に多く日本画家の間で描かれるようになった美人画の多様さを紹介します。さらに、画家たちが追い求めた理想の女性美に迫ろうとするものです。
 松園作「うららか」は、ひらひらと舞うモンシロチョウを配して、春の晴れ晴れとした様子を描き出しています。松園は、浮世絵や風俗画を見ては縮図を取って、筆遣いや画面構成などの勉強をしていたそうです。とりわけ本作の時期は模索期に当たり、その縮図から積極的に図様を借りてさまざまな作品を描いています。紫頭巾の女性の姿や帯の吉弥(きちや)結びから、江戸時代元禄期以降の風俗に取材したものと思われます。
 小坡作「早春」は、咲き誇る紅梅の花を配して、早春の様子を捉えています。画面を覆う紅梅の配色に加えて、花模様をあしらった紫色の着物や袖口からのぞく赤いじゅばんなどの明るい色彩を配し、早春の日差しを浴びた女性が描き出されています。島田髷(まげ)の髪形から、江戸期の風俗に材を得たものと思われます。
 また2階展示室では、鏑木清方に師事した伊東深水の「美人画乃四季」など当館の優品を紹介しています。(二階堂美術館館長代行・佐藤直司)
  ◆ ◆ ◆ 
 担当学芸員の展示解説は22日と来年1月12日の午後1時半から。12月29日から来年1月3日は休館。
※この記事は、12月4日大分合同新聞夕刊4ページに掲載されています。
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