大分県内ニュース
地域密着!郷土のニュースとスポーツ

中津留章仁さん(45)「楽しさ共有したい」

ようこそ劇作家大会へ①

 国内外の第一線で活躍する劇作家たちが大分市にやって来る。普段の活動はそれぞれだが、日本劇作家大会だけは総出でご当地の市民と一緒に演劇の祭典を盛り上げるのだという。西洋演劇発祥の地、大分市から全国に何を発信するのか。劇作家の皆さんが大会の意義や見どころ、楽しみ方について寄稿した。 (5回続き)

 日本劇作家大会2019大分大会は市民参加型の大規模な演劇の祭典です。私は大分県出身ということもあり、大会の運営委員長を務めさせていただきます。
 劇作家大会には日本中から多くの演劇ファンや関係者が集まるのはもちろんですが、私が考える真の目的(ミッション)は地域での演劇の普及・発展にあります。つまり、今大会を機に大分県内で演劇人口を増やし、演劇活動の活性化を図ろうというわけです。演劇というと少し堅苦しく、なじみがない方もいらっしゃるかもしれません。実は大分は西洋演劇発祥の地とされ、記念のレリーフもあります。16世紀にキリスト教文化の中心地として栄えていた頃のお話です。演劇というのは見る側も楽しいものですが、実は表現する側にとっても非常に楽しい芸術活動です。日本で最初に西洋演劇を創作した人たちも、きっと同じような思いを感じたのではないでしょうか。
 演劇の楽しさや創作の初期衝動へ思いをはせるという意味を込めて、今大会のテーマは「原点に還(かえ)る」としました。近年は、北九州芸術劇場をはじめ地域の劇場があまたの演劇作品を制作しています。青年団さんのように東京を拠点として活動していた劇団が地域に拠点を移す事例もあり、地域で演劇を作ることの意義が見直されつつあります。加えて、さいたまゴールドシアターなどでは、仕事を退職した人、主婦業を終えたシニアの皆さんが、第二の人生として俳優を選ぶ例も少なくありません。
 大分大会では一人でも多くの皆さんに演劇に触れていただき、その楽しさを共に分かち合いたいのです。そして、大会後には演劇活動を志す人が増えることを願っています。
 人生をもっと楽しいものにするために、ぜひ劇作家大会2019大分大会にお越しください。どなたでも参加できる企画がめじろ押しです。皆さまの来場を心よりお待ち申し上げます。

 【プロフィル】1973年生まれ、津久見市出身。TRASHMASTERS主宰。現代社会の抱える問題と、骨太で硬質な人間ドラマを描く。主な作品「背水の孤島」「そぞろの民」「来訪者」「奇行遊戯」「埋没」。主な受賞歴は紀伊国屋演劇賞個人賞、千田是也賞、読売演劇賞大賞選考委員特別賞・同優秀演出家賞など。
※この記事は、12月3日大分合同新聞夕刊1ページに掲載されています。
OPENCLOSE

速報ニュース

ニュースアクセスランキング 18時1分集計

ランキング一覧を見る

大分合同新聞ニュース絞り込み検索
記事の絞り込み検索が可能になりました!

期間選択
ジャンル選択
記事種別選択

大分県の天気

PM2.5情報
大分県の測定データ大分市の測定データ
大分合同福祉事業団
インターネットによる募金「かぼす募金」を受け付けています
ぶんぶん写真館
記者やカメラマンが撮影した写真を閲覧・購入できます。
大分合同新聞
販売店検索はこちら
お近くの販売店を今すぐ検索!
HELLO KITTY×大分合同新聞
おともだちカード
「大分合同新聞 HELLO KITTY」が大切なあなたの気持ちをお届けします。

全てのお知らせを見る

電子書籍のご案内

ページ上部へ戻る