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豊後高田市長 検討委「反対」の石造群 補正予算案を提案へ

 豊後高田市の佐々木敏夫市長は29日、有識者でつくる検討委員会が「反対」の答申をした石造群の造営計画について、推進をあらためて表明した。「口頭の説明では反対されなかった」と理由を挙げたが、検討委の見解とは食い違っている。地質調査など構想設計委託費800万円を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案を9月定例市議会に提案する。
 石造群造営は佐々木市長の選挙公約。市内夷(えびす)に日本や中国、インドの仏像や建物を模した約30体を造る計画。
 学術や観光、地元関係者7人で構成する検討委は2月、「歴史の裏付けがなく誘客効果はない。景観を損ねる」と反対の答申をした。これを受け、佐々木市長は3月定例市議会での予算化を見送ったが、計画は進めると述べていた。
 市役所であった定例会見で、佐々木市長は「答申書の中身は精査していない。口頭では磨崖仏単独ではなく、石造群を一体的に整備すべきだという(賛成の)意見をもらったと捉えている」と説明した。予算案が可決されれば、本年度中に構想設計に着手する。
 大分合同新聞の取材に対し、検討委の委員長を務めた飯沼賢司別府大文学部長は「造営に反対の考えは変わっていない。誘客効果はなく、経済効果は見込めない」と話した。
※この記事は、8月30日大分合同新聞朝刊21ページに掲載されています。
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