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異変寄せ場サル!? 餌工夫“皆勤”に戻る 高崎山自然動物園

 大分市の高崎山自然動物園で今春以降、寄せ場にサルのいない時間が増えている。C群(約590匹)がほぼ1日置きにしか現れなくなったためだ。もう一つのB群(約640匹)の出現も不安定で、職員は「これほど姿を見せないのは65年の歴史で初めてではないか」と言う。餌の工夫で最近1週間のC群は“皆勤”に戻っているが、先行きは分からず気をもんでいる。
 「おーい、おーい」。7月中旬の寄せ場に、遠足の小学生たちが山中のサルを呼ぶ大きな声が響いた。「午前中はC群がいる時間帯なのに最近は無断欠勤ばかり。今日も叱らないと」。若手ガイドが冗談交じりに嘆いてみせた。
 高崎山管理公社によると、C群の異変は4月28日からの大型連休中に始まった。山に食べ物が豊富な秋は出にくくなるが、春から夏に現れないのは例がない。
 原因は何か。公社は「サルが寄せ場の餌に魅力を感じなくなった」と推測する。増えすぎた個体数を減らそうと年々、与えるエネルギー量を減らしてきた。おいしく腹いっぱい食べられず、山を下りる動機を徐々に失っていたところ、何らかのきっかけで一気に寄せ場を離れた―と見立てる。
 ベテラン職員下村忠俊さん(44)によると、午後に出てくるB群も2012年以降、寄せ場に来ない傾向にある。山を囲む柵の外に行きたがるのを、ロケット花火で脅かして押し戻し、寄せ場に誘導している。「B群は山の外、C群は山中に食べ物を求めているよう。共に寄せ場を放棄しつつあるのでは」と危惧する。
 大型連休以降、不在はC群29日、B群9日。ともに来ない日が1日あった。「ただいま0匹」の案内板を出す頻度が増え、旅行会社はツアー行程に入れにくいようだという。
 C群は普段は山中の険しい場所におり、人が近づいて誘導するのは難しい。
 公社は7月下旬からエネルギー量は変えずにサルが好むサツマイモの割合を増やし、種類も人間が食べる甘いものに変更。与え方も全体に行き渡るようにしたところ、同27日以降は毎日姿を見せている。
 効果がどれだけ続き、抜本的な解決となるかはまだ分からない状況だ。
 公社の増本朗事務局長(50)は「胸を張ってお客さんに見に来てと言えるよう、専門家の意見を聞きながら可能な限りの手を尽くしたい」と話している。

<高崎山自然動物園>
 大分市が1953年に開園。農作物を荒らす野生のニホンザルを餌付けし、観光資源にした。かつてはA群もいたが、C群との争いに敗れて2002年に姿を消した。昨年の入園者は約30万人。
※この記事は、8月4日大分合同新聞朝刊21ページに掲載されています。
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