食育活動表彰で消費・安全局長賞を受賞した「育ドル娘」ら=別府市役所 別府大学短期大学部食物栄養科(別府市)の学生グループ「育ドル娘」と、卒業生でつくる「育ドルDream」が、農林水産省の第2回食育活動表彰で「消費・安全局長賞」を受賞した。「ボランティア部門・大学等の部」で最高の農林水産大臣賞に次ぐ栄誉。両グループの食育普及の取り組みが高く評価された。 学生11人と、指導する立松洋子教授が9日、市役所を訪れ、長野恭紘市長に受賞の喜びを伝えた。学生らは「活動を卒業後も生かしたい」「活動を通して別府の魅力を発信したい」と話した。長野市長は「別府のPRのために協力をお願いします」と述べた。 育ドル娘は2010年に栄養士を目指す学生らで結成。歌や踊りを通して、「一汁三菜」のバランスの取れた食事の大切さや食中毒の知識などについて伝えている。近年は県産品のPRにも力を入れ、企業や行政と連携した商品開発も多い。卒業生は120人を超え、卒業生でつくる「育ドルDream」を17年に結成。保育現場などでの経験を生かしながら食育普及活動に取り組んでいる。 育ドル娘8代目リーダーの岡部留実さん(19)=2年=は「先輩方の積み重ねがあって受賞できた。さらに活動を発展させていきたい」と話した。 表彰式は大分市で6月に開催された「第13回食育推進全国大会inおおいた」であった。