大分県内ニュース
地域密着!郷土のニュースとスポーツ

温泉掘削「別府式」技術や歴史知って 市教委が冊子発行

 別府市教委は「上総(かずさ)掘り」による温泉掘削技術「湯突き」についての調査記録をまとめた「べっぷの文化財」(A4判、24ページ)を発行した。別府が温泉地として発展した要因の一つにある「別府式」の技術についてより深く知ってもらおうと作製した。250部を無料で配布している。
 上総掘りは千葉県上総地方で生まれた井戸の掘削技術で、明治30年代には全国各地に伝わった。別府では温泉掘削のための湯突きに用いられ、岩盤が硬い別府の地質に合わせて改良した別府式の技術が発展。湯突きの際に組み上げられた「湯突き櫓(やぐら)」が日常風景になっていたという。明治30年ごろから人工的な掘削が増加しており、上総掘りが別府の温泉地としての発展に大きな役割を果たしたことがうかがえる。
 冊子では上総掘りの歴史を紹介し、「次世代へ語り継ぐべき民俗技術」と記している。地盤を砕くのみの形や掘削に必要な職人の数など別府式と「千葉式」を比較している他、昭和20~30年代に「湯突き」職人として活躍した2人の聞き取り調査の内容、掘削用具や鍛冶作業に使う工作用具などを写真付きで載せた。
 52点の道具は、昨年12月から市野口ふれあい交流センターの歴史文化財展示室で展示している。執筆した市教委社会教育課の秦広之主査は「別府の温泉地としての発展が、上総掘りの技術のもとにあるということを、冊子や実際に道具を見ながら詳しく知ってもらいたい」と話している。
 同課や市立図書館、同センターで配布している。問い合わせは同課(TEL0977・21・1587)。
※この記事は、5月22日大分合同新聞朝刊11ページに掲載されています。
OPENCLOSE

速報ニュース

ニュースアクセスランキング 14時1分集計

ランキング一覧を見る

大分合同新聞ニュース絞り込み検索
記事の絞り込み検索が可能になりました!

期間選択
ジャンル選択
記事種別選択

大分県の天気

PM2.5情報
大分県の測定データ大分市の測定データ
大分合同福祉事業団
インターネットによる募金「かぼす募金」を受け付けています
ぶんぶん写真館
記者やカメラマンが撮影した写真を閲覧・購入できます。
大分合同新聞
販売店検索はこちら
お近くの販売店を今すぐ検索!
HELLO KITTY×大分合同新聞
おともだちカード
「大分合同新聞 HELLO KITTY」が大切なあなたの気持ちをお届けします。

全てのお知らせを見る

電子書籍のご案内

ページ上部へ戻る