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100億円超投じ大改修 佐賀関製錬所、44年ぶり

 銅生産で世界最大級のパンパシフィック・カッパー(PPC)佐賀関製錬所=大分市=は、工場の主要設備を44年ぶりに更新した。3カ年で総額100億円以上を投じる大規模改修で、粗銅生産量の10%増を見込む。施設の老朽化が進んだことや、資源採掘が進み近年は世界的に銅含有量の低い鉱石が多くなっている事態に対応するため、処理能力を強化する。
 本年度の改修は9月下旬に始まり12月上旬までの2カ月半、実施した。
 銅鉱石を溶かす「自溶炉」の底にあるセットラー(滞留槽)=長さ20メートル、幅8メートル、高さ2・5メートル=を中心に更新した。溶けた銅(マット)や分離した残りかす(スラグ)がたまる部分。耐火レンガや冷却設備を張り替えて、従来よりも多くの鉱石を処理できるようになる。改修は2019年度まで実施。炉の燃焼を進め、生産効率を上げるための酸素プラント増設などにも取り組む。
 1973年に現在の自溶炉が操業を始めてから初の大規模改修となる。「長年使い、ひずみが出ていた。生産に支障をきたすリスクを防ぐため」と同社。また、銅鉱石の銅含有量は地表近くで採取するほど高いが、世界中で採掘が進み、含まれる銅の割合が低い鉱石が多くなった。同製錬所にはより多くの処理能力が求められている背景もある。
 同製錬所は1916年に操業を開始し、昨年で100周年を迎えた。現在はJX金属、三井金属の業務提携による銅事業の主力拠点で年間約42万トンの粗銅を生産する。銅品位(銅の占める割合)を99・99%以上に精錬した電気銅は中国など東アジアや国内に出荷し電線やIC回路(電子機器部品)、自動車部品などに使われている。
 改修で増産体制を整え、ピーク時の年産45万トンに戻すことを目指す。PPCの安田豊執行役員同製錬所長は「次の100年に向けて事業基盤を強化する。地元の佐賀関や大分県の発展に貢献できるよう努めたい」と語った。
※この記事は、12月8日大分合同新聞朝刊1ページに掲載されています。

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