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心に響く音色求め ギター職人 早瀬さん奮闘

 竹田市城原の古民家を改装した工房で、ギター職人の早瀬輪(りん)さん(34)が製作に奮闘している。2014年に長野県から移住して昨年6月「早瀬ギター工房」を設立。「いい音が出るように作るのが面白い」と情熱を注いでいる。

 埼玉県飯能市出身。小学生のころは本を見て民族楽器のカリンバや口琴(こうきん)などを作って遊んだ。中学生でギター演奏に夢中になり、琉球大学卒業後は長野県上田市のギター工房で修業。ギターの構造や技術を学んだ。
 「自然の偉大さを感じる」という阿蘇山近くで独立を考え、竹田市に妻弥生さん(33)と移住。昨年2月に長女このはちゃんが誕生した。地域行事には積極的に参加して住民と交流を深めている。
 木材のカット、ネックや駒の加工から手掛ける職人は少なく、ギターは福岡県糸島市の楽器専門店「糸島(いと)の音風(おんぷ)」を通じ、ウクレレは口コミで注文が来る。性別や年齢を聞いて弾きやすい大きさや重さを考え、見た目や音と弾きやすさが調和した一本を生み出す。ボディーの表面は10種類以上のサンドペーパーを使って磨き、天候や湿度などを見極めて塗装する。
 オーダーメードの完成までには平均2~4カ月を要する。価格は、ギターが20万円から、ウクレレが8万円から。「お客さんが手にして想像以上と驚く姿を見るのが何よりの喜び」。修理も受け、ネックの曲がりや落下による破損を直す。
 丁寧な仕事が評価されて受注が増えており「一つ一つの作業を妥協せずに取り組む」と、心に響く音色を奏でるギターづくりに励んでいる。
※この記事は、11月15日大分合同新聞朝刊15ページに掲載されています。

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