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読者の一日 始めるために 2017新聞週間㊤

 いつも手元に届く新聞。紙面をめくると、地域の話題から世界の動きまでホットなニュースが並んでいる。15日から始まる新聞週間(21日まで)を前に、配達員と読者の日常を追った。

津久見・小島静代さん
 夜が明けた津久見市の四浦半島。ひんやりとした空気の中で、大分合同新聞千怒・立花プレスセンターのアルバイト、小島静代さん(47)=同市千怒=は額に汗を浮かべた。
 半島に点在する購読世帯(現在130軒)を担当して13年になる。軽乗用車に新聞の束を積み込み、4時間かけて欠かさず配る。「冬の冷たい海風もつらいけど、台風が一番大変」
 9月17日の台風18号で、沿岸部の県道四浦日代線が土砂崩れのため寸断された。災害直後の3日間は、その先にある9軒に新聞を届けられなかった。
 「ここからは歩いて行かなくちゃ」。通行止めの手前に車を止めた。長靴に履き替え、新聞を入れたリュックサックを背負う。崩れた土砂が残る海辺を歩いて、前へ進む。散乱した木々を横目に、大元、西泊両地区で配達した。車なら15分で終わるが、徒歩で1時間かかった。
 「家計を助けるために」と始めた。午前2時すぎに目覚まし時計が鳴り、会社員の夫(52)と大学1年の長男(19)の寝顔を見ながら静かに玄関を出る。紙面を開き、隅々まで読む読者の姿をいつしか想像するようになった。「届かなかったら、皆さんの一日が始まらない気がする」
 半島は母方の故郷であり、子どもの頃からよく訪れていた。今は70代半ばの両親が暮らし、自分のルーツに思いをはせる。
 最後の配達先は、半島の突端にある間元(まもと)地区。潮風と朝日を浴び、約100メートル先の保戸島を望んだ。
 「私にとって新聞配達は生活の一部。この心地よい四浦の風景を見るために、続けているかもしれません」



※この記事は、10月13日大分合同新聞夕刊10ページに掲載されています。

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