【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は9日、バルト3国・エストニアの首都タリンを訪問し、北欧・バルト3国の計8カ国の首相と会談した。共同声明で「ウクライナと欧米の安全保障は不可分だ」としてウクライナが目指す北大西洋条約機構(NATO)加盟に支持を表明した。ウクライナに侵攻するロシアに対し、即時停戦と「意味のある」和平交渉に応じるよう求めた。
ゼレンスキー氏は7日、ロンドンで英仏独首脳と会談している。トランプ米政権のウクライナ和平交渉への関心が薄れる中、欧州との結束を固めたい考えだ。
共同声明では、ウクライナが戦場での経験や技術革新の共有を通じてNATOに「直接的に貢献している」と評価。軍事訓練や防衛産業などの分野でも協力を強化していく考えを示した。
ゼレンスキー氏は8カ国首相との共同記者会見で「欧州は共に行動するときに最も強くなる」と主張。「欧州はウクライナなしでは自衛できない」と述べ、ウクライナのNATO加盟が必要だと訴えた。