【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)欧州委員会は9日、米IT大手メタ(旧フェイスブック)に対し、運営する通信アプリ「ワッツアップ」内で他社の人工知能(AI)サービスとの連携を確保する暫定措置を命じた。
メタは自社で対話型生成AI「メタAI」を開発し、ワッツアップ内での利用を推奨している。欧州委は、メタが他社のAIサービスを排除したとみて、EU競争法(日本の独禁法に相当)に基づき調査している。調査が終わるまで公平な競争環境を確保する狙い。
ワッツアップは、さまざまな企業が顧客との接点に使っている。欧州委は、メタが法人向けサービスに新たな指針を導入し、チャットGPTなど他社の対話型生成AIへのアクセスを制限したと問題視。競争法に違反したとの暫定的な見解を今年2月に公表した。