EV優遇、日本製も対象か

EUの旗=ブリュッセル(ロイター=共同)

 【ベルリン共同】ドイツ経済紙ハンデルスブラット(電子版)は9日、欧州連合(EU)が電気自動車(EV)の購入支援で「欧州製」を優遇する政策案を修正し、日本と韓国、英国を「信頼できるパートナー」として優遇対象にすることを検討していると報じた。

 欧州市場で日本車が競争上、不利になりかねないと懸念する日本政府は公平な扱いを求め、EU側に修正を要請している。EU当局者は同紙に、バッテリー製造の技術的優位性がある日本と韓国は重要だと述べた。

 日産自動車はEUを離脱した英国の中部サンダーランド工場でEV「リーフ」を生産。同紙は、英国が優遇対象に含まれれば同工場の存続につながる見通しだと伝えた。

 修正が検討されているのは「産業加速法案」。今後、加盟国や欧州議会で議論や採決が行われる予定。日韓英3カ国と足並みをそろえて中国メーカーの過剰生産能力に対抗するのが狙い。

 自動車メーカー各社はEUと3カ国との間のサプライチェーン(供給網)を危険にさらさないことの重要性を訴え、EUのフォンデアライエン欧州委員長の説得に当たっていたという。

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