15歳未満の脳死100人超

厚労省が入る合同庁舎=東京・霞が関

 2010年7月に改正臓器移植法が施行されて可能になった15歳未満からの脳死臓器提供が、25年度に累計で100人を超えたことが9日、分かった。厚生労働省が臓器提供の状況を国会に報告し、資料を公表した。年度ごとの総数は25年度に155人となり、過去最多を更新した。

 改正法で、本人の意思が不明でも家族が承諾すれば脳死からの臓器提供ができるようになった。この際、遺言ができない15歳未満からの提供も可能になった。

 厚労省の資料によると、10年7月から今年3月までに脳死と判定され、臓器提供した人は1250人。このうち家族承諾は997人、15歳未満は108人だった。

 子どもから提供された臓器は子どもの待機患者への移植を優先する条件も整備されてきたが、移植を受ける機会はまだ限定的だ。日本臓器移植ネットワークによると、今年4月末の時点で心臓移植を待つ15歳未満の患者は75人。待機中に亡くなる例もある。

 25年度の脳死臓器提供は155人で、最多だった24年度の139人を超えた。

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