社長「事故重く受け止め」

口頭弁論のため札幌地裁に向かう桂田精一被告=9日午前

 北海道・知床半島沖で2022年4月、乗客乗員計26人が死亡、行方不明となった観光船沈没事故で、乗客家族らが運航会社と社長の桂田精一被告(62)=業務上過失致死罪で公判中=に計15億円超の損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が9日、札幌地裁で開かれ、桂田被告の本人尋問が行われた。被告は「大変な事故を起こし、重く受け止めている」と述べた一方、出航判断に誤りはなかったと改めて強調した。

 桂田被告の刑事裁判は釧路地裁で17日に判決が言い渡される。検察側は禁錮5年を求刑、弁護側は無罪を主張している。

 9日の尋問で桂田被告は、事故当日は午後から海が荒れる予報が出ていたが、船長は「荒れる前に引き返す」と話し、出航を決めたとした。

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